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平素は格別のご愛顧を賜わり、厚くお礼申しあげます。
さて、誠に勝手ながら、下記期間は、当会事務所の年末年始休業とさせていただきます。
年末の業務は、12月28日(水)までとなります。
皆様には大変ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い申し上げます。
【休業期間】
2016年12月29日(木)~2017年01月04日(水)
新年は、01月05日(木)より業務を開始いたします。
※ 休業中のお問い合せにつきましては、2017年01月05日(木)以降に対応させていただきます。
日時:2016年08月29日(月) 15:00~
場所:衆議院第一議員会館・第4会議室
主催:身体障害者補助犬を推進する議員の会 (会長 尾辻秀久)
事務局:阿部知子事務所 TEL03-3508-7303 (内50424)
事務局支援:NPO法人日本補助犬情報センター
当会が事務局支援を担当している「身体障害者補助犬を推進する議員の会」において、盲導犬使用者が地下鉄の駅ホームから転落し死亡した事故に関するヒアリングが行なわれました。
尾辻会長の挨拶、国土交通省・厚生労働省からの報告の後、当事者の視覚障害者団体(日本盲人会連合、全日本盲導犬使用者の会)から、それぞれにホーム上での危険な実体験などが報告され、質疑応答が行なわれました。
政府インターネットテレビ「徳光・木佐の知りたいニッポン!」に、「障害のある方のパートナー もっと理解しよう! ほじょ犬のこと」がアップされました。当会が監修し、専務理事・橋爪智子がスタジオ出演しています。
補助犬法の認知度は非常に低く、補助犬への理解も不十分で同伴拒否も後を絶ちません。
是非、ご覧になって頂き補助犬への理解を深めてください。
また、補助犬法成立・10周年の2012年6月にアップされた「身体に障がいのある方のパートナー~ほじょ犬との接し方」もありますので、併せてご覧になってください。
政府インターネットテレビ「徳光&木佐の知りたいニッポン!」
◆障害のある方のパートナー
~もっと理解しよう! ほじょ犬のこと~
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg14097.html
◆身体に障がいのある方のパートナー
~ほじょ犬との接し方~
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg6301.html
報道等でご存知の方も多いと思われますが、8月15日午後5時45分頃、東京メトロ銀座線青山一丁目駅にて、盲導犬ユーザーがホームから転落し、電車にひかれる事故がありました。残念ながら搬送先の病院にて死亡が確認されました。
この度お亡くなりになられた盲導犬ユーザーさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
ホームに残された盲導犬は、訓練事業者により無事に保護されています。
この春、転勤にて上京され、活き活きと仕事をされていた矢先の、本当に無念な事故でした。
周りに居る私達がこれからするべきことは何なのか?・・・
まずは勝手な思い込みによる不要な躊躇を無くすこと。そして、とにかく当事者の声を聞き、社会全体で「全ての人が安心できる社会作り」の具体的なイメージを共有して行くことから始めましょう。
プロのトロンボーンソリストで、2代目の盲導犬と生活しておられる鈴木加奈子さんが、非常に分かり易くブログに書いて下さいました。ご本人にも許可を得て、ご紹介させていただきます。
トロンボーンソリストで、2代目盲導犬アリエルと暮らす鈴木加奈子氏のブログ「Kana’s Diary」
***以下、ブログ転載いたします ***
昨日の夕方、東京メトロ銀座線の青山一丁目駅で、盲導犬ユーザーさんがホームから線路に転落する事故がありました。
本当にショックで、悔やまれる事故です。
本来、盲導犬はホームの線路側を歩き、ユーザーは内側を歩くことになってます。
そうすることで、人が線路に落ちる危険がないからです。
ホームの左端を歩く形になるので、盲導犬は点字ブロックの外側を歩くことになり、見ていてもヒヤヒヤすると思いますが、犬自らが線路に落ちることはないので、それが正しい歩き方です。
ところが、事件が起きた時、ユーザーさんが線路側を歩いていたと言います。
狭いホームで人もたくさん、それに地下鉄は、音も反響しやすく、方向感覚もなくなりやすい場所です。
おそらく、人や柱を避けているうちに、ホームの端まで来ていることに気付かず、そのまま落ちてしまったのかもしれません。
周囲の人が誰も声をかけなかったのも、盲導犬がいるから大丈夫だろうという思いも多かれ少なかれあったと思います。
細かい状況はもちろん推測でしかないので書きませんが、このような事故が二度と起きないよう、私たちユーザーも、「無理をしない」「おかしいなと思ったら、すぐに人に尋ねる」ということで、しっかり身の安全を守りたいと思います。
「無理をしない」というのは、初めて行く駅など、自信がない時は、駅員さんの誘導をお願いすることや、あわてず、時間に余裕を持って行動するなどがあると思います。
そして、周囲のみなさんの見守りや手助けもぜひお願いします。
例えば盲導犬が線路側を歩いている(正しい歩行)の場合でも、通り道を広く開けてあけて、見守りつつ通してあげるとか、人が線路側を歩いている(危険な歩行)場合、突然手や体を引っ張るのではなく、その人にわかるような大きな声で、「ストップ!」や、「危ないですよ!」などのような声かけをしていただくと伝わりやすいと思います。
なにより、一刻も早く、ホームドアが設置されてほしいと思います。
せめて、人が多く利用する都心だけでも、それらのすべての駅に設置してほしいですね。
考えてみれば、子供からお年寄りまで、多くの人が利用するホームに、ホームドアがなく、そのまま両端が線路というのは、今まで当たり前のように見てきましたが、本当に危険な場所ですよね。
ラッシュ時のことを考えると、ゾッとします。
ユーザーさんが転落する時に、盲導犬のハーネスやリードから手を放したのは、せめてパートナー(盲導犬)の命は守りたいという、とっさの愛の行動だったのだと思うと、胸がいたみます。
このユーザーさんの命を無駄にしないためにも、安全なホームの歩き方の再確認、そして、周囲の見守りや、一刻も早いホームドアの設置を、強くのぞみます。
トロンボーンソリスト鈴木 加奈子 ~Kanako Suzuki~ 公式サイト
「http://kanakosuzuki.com/」
当会副理事長・山崎恵子の「ソノラ砂漠博物館・サンディエゴ動物園&IAHAIOパリ大会報告会」が、下記のように行なわれます。
是非、ご参加ください。
(日時)
2016 年 8 月20日(土)・21日(日)
10:00~16:30(受付9:40~)
(会場)
貸教室・貸会議室 内海(東京都千代田区三崎町3-6-15)
(内容)
20日:ソノラ砂漠博物館・サンディエゴ動物園報告会
21日:IAHAIO パリ大会 報告会
(備考)
詳細は、山崎恵子のウェブサイトをご覧ください。
平素は格別のご愛顧を賜わり、厚くお礼申しあげます。
さて、誠に勝手ながら当センターでは下記の期間を夏季休業とさせていただきます。
期間中はご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
【夏季休業期間】
2016年8月11日(木・祝) ~ 2016年8月16日(火)
※ 2016年8月17日(水)より、通常業務を開始いたします。
※ 休業中のお問い合せにつきましては、2016年8月17日(水)以降に対応させていただきます。
障害者差別解消法がようやく2016年4月に施行されました。2020年には東京パラリンピックです。補助犬の啓発普及にとって一大チャンスです。補助犬に関して、補助犬訓練事業者と補助犬ユーザー、獣医療関係者、リハ関係者、社会福祉士などの横断的なネットワーク形成を急ぐことが必要です。個々の事業者はそれぞれが啓発活動を熱心に継続し展開していますが、それらが連携し、ユーザー(希望者)と協働して啓発普及イベントを全国の主要都市で実施できるようになることを期待します。
補助犬ユーザーにとって、補助犬の管理と世話(排泄・給餌・グルーミング・保清・運動など)は大きな負担になっていると思います。リハ医療やリハ工学と協力し一人一人の障がい者の障害特性に合った補助具を開発し公開していくことや、ヘルパーを導入することなどにより、補助犬ユーザーの日常の管理負担を減らすことも大切だと思います(障害者福祉と連携して開発費助成や自立支援給付などを獲得する)。
全国の主要都市で補助犬の出張認定試験が行われるようになれば補助犬希望者と補助犬の距離が縮まるのではないでしょうか。この点でも訓練事業者と認定指定法人間で連携することが求められると思います。ただし、出張認定試験に要する費用を公的に請求できるような制度を整えなくてはなりません(認定指定法人が費用負担を担うと結局補助犬ユーザーに降りかかります)。
さらに、補助犬育成費用への公的助成を充実して、寄付金に頼った補助犬育成から脱することが不可欠です。補助犬トレーナー育成制度と資格制度(年収の保障)などを整える事は必須の課題です。
補助犬を伴った社会参加がどこでも目に見えるようになり、補助犬を希望する障がい者が増えていくように、日本補助犬情報センターの課題をしっかりと考え行動する所存です。
2016年7月
佐鹿 博信(横浜市立大学 名誉教授)
日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医
前 横浜市立大学医学部リハビリテーション科教授
身体障害者補助犬法が施行されてから13年が経過しているものの、いまだ補助犬同伴の受入拒否が後を絶ちません。
そのため、SMFGプロボノプロジェクト様の御協力により「補助犬受入実態の把握および阻害要因の調査」を実施いたしました。
いずれかの施設で同伴拒否を経験した使用者が66%に上り、10年前の調査(59%)に比べて悪化していました。
当サイトから、「補助犬受入実態の把握および阻害要因の調査(補助犬ユーザーアンケート調査編)」(PDFファイル:約800Kb)をダウンロードいただけます。ご希望の方は下記の「ダウンロード!」をクリックしてください。
(PDFファイル:約800KB)
【お詫び】
2016年6月1日にアップロードした調査報告書(PDFファイル)に誤りがありました。申しわけありません。
そのため、6月17日10時00分に、下記のように訂正した調査報告書をアップロードいたしました。
それ以前にダウンロードされた方は、お手数をおかけしますが、再度ダウンロードしていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
・旧ファイル名:2016-hojoken-ukeire-chosa-user.pdf
・新ファイル名:2016-hojoken-ukeire-chosa-user-01b.pdf
「訂正箇所」
◆6ページの一覧表において
1.「m.医療機関(病院、診療所、歯科、薬局など)」の2015年調査の利用率を、誤「91.5%」 → 正「93.5%」に訂正しました。
2.先頭に、「施設・交通機関の全体」の行を追加しました。
3.表の右側に記載した文言の変更
◆7ページの上方の集計表において
1.2015年の回答人数を、誤「47人」 → 正「48人」に訂正しました。
2.人数の訂正に伴い、次の但し書きを追加しました。
聴導犬ユーザーの安藤美紀さんが、聴覚障がい者と聴導犬に関して、皆さんに知っていただきたいことや気付いていたきたいことを説明するパラパラ漫画を作成されました。
当センターは、副音声の監修をさせていただきました。
是非、ご覧になってください。
会員各位
平素より、身体障害者補助犬の普及と発展にご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
さて、平成28年度の総会のご案内をさせていただきます。ご多用中とは存じますが、是非ともご調整いただき、ご参加いただけますようお願い申し上げます。
総 会
日時:2016年05月20日(金) 10:30~15:00
主催:身体障害者補助犬を推進する議員の会 (会長 尾辻秀久)
事務局:阿部知子事務所 TEL03-3508-7303 (内50424)
事務局補助:NPO法人日本補助犬情報センター
場所:衆議院第一議員会館・国際会議室
※駐車場が有りませんので、公共交通機関をご利用ください。
備考:参加費無料、事前予約不要、手話通訳・要約筆記あり
テレビ放送:手話と字幕の番組「目で聴くテレビ」
◆KBS京都テレビ
6月11日(土) 午前08:00~08:30
6月14日(火) 午前08:30~09:00(再放送)
◆TVKテレビ神奈川
6月13日(月) 午前09:00~09:30
講師:藤井克徳(日本障害フォーラム・幹事会議長)
テーマ:「防災と補助犬 ~障害インクルーシブ防災から学ぶ~」
講師:山口千津子(公益財団法人日本動物福祉協会・特別顧問、日本補助犬情報センター・理事)
テーマ:「補助犬同行避難について ~防災の観点から~」
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今年も、シンポジウム終了後に、参加者の皆さんとの交流会を開催できればと思っております。同じ議員会館内の会議室を予定しています。
日本補助犬情報センターは、横浜市立大学、大阪保健医療大学、および専門学校名古屋医専と共同で「介助犬使用者の皆様へのアンケート調査」を実施します。身体障がいのある人の社会参加を促進して生活の質(QOL)を向上することを目的とした介助犬に関する調査研究ですから、この調査は福祉とリハビリテーションから臨床医学にまたがる領域に関係しています。したがって、文部科学省と厚生労働省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(平成26年12月22日改訂」に準拠し、このホームページにて「オプトアウト(情報公開および拒否機会)」を行い、調査研究の対象者(介助犬使用者)の方々が拒否できる機会を保障いたします。
この調査は、介助犬を導入した理由、育成事業者(訓練事業者)の選択方法と選択理由、訓練期間における困難、導入当初の介助内容と現在の介助内容の比較と変化の理由、介助犬使用における自助具の使用、介助犬との生活のメリット・デメリット、現在の介助犬との生活の困りごととその解決方法、育成事業者によるフォローアップなどについて、アンケート基礎調査で明らかにすることを目的としています。なお、この調査は横浜市立大学研究倫理委員会の承認を得ております(承認番号D150006)。
介助犬使用者の皆様が、このオプトアウトの趣旨を理解され、このアンケート基礎調査票による調査研究への参加を希望されるならば、日本補助犬情報センターにE-mailで連絡ください。件名に「介助犬使用者基礎調査票希望」と記入し、空メールをresearch@jsdrc.jp までお送り下さい。「介助犬使用者の皆様へのアンケート調査のお願い」「介助犬使用者基礎調査票」「連絡票」「同意撤回書」「介助犬使用者基礎調査票の記入に際して」をお送りいたします。回答期限は、2016年03月31日です。
どうぞよろしくお願いいたします。
2016年2月9日
特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター 理事長 鷲巣 月美
(日本獣医生命科学大学 獣医学部獣医学科獣医臨床病理学 教授)
横浜市立大学医学部 リハビリテーション科 客員教授 佐鹿 博信
大阪保健医療大学 保健医療学部リハビリテーション学科作業療法学専攻 教授 吉田 文
学校法人・専門学校 名古屋医専 理学療法学科 教官 野口 裕美
【問い合わせ先】
特定非営利活動法人日本補助犬情報センター 専務理事兼事務局長 : 橋爪智子
〒223-0057 横浜市港北区新羽町1688-1ユームニューウィング203
TEL:045-275-7770 FAX:045-275-7771 e-mail:research@jsdrc.jp
身体障害者補助犬法成立10周年の2012年に、内閣府や宝塚市において、身体障害者補助犬の啓発のために、インターネットテレビが制作されました。
以下のリンク先においてご覧いただけます。
2016年01月04日に、当会のウェブサイトをリニューアルしました。
当会の名称を、「日本介助犬アカデミー」から「日本補助犬情報センター」へ変更したことから、英語略称も「JSDRA」から「JSDRC」へ変更になりました。
そのため、ドメイン名も変更になっていますので、お手数をおかけしますが、ブックマークやアドレス帳等の変更をお願いいたします。
あけましておめでとうございます
昨年7月に日本補助犬情報センターとして新たにスタートして、あっという間に半年が経ちました。
昨年は事務所の移転や名称変更に伴う様々な業務が重なり、皆様にもご不便をおかけし、またご心配をおかけしました。
今年は、補助犬に関する調査研究を始めとしてより充実した内容の情報が発信できるよう努力して参りますので、ご支援ご協力よろしくお願い致します。
日本補助犬情報センター理事長 鷲巣 月美