特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター|身体障害者補助犬に関する情報提供、相談業務を行う学術団体です。

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FAQ-0023「盲導犬ユーザーさんに危険を知らせるときはどうしたら良い?」

盲導犬ユーザーさんを含め、視覚に障害のある方にとって、駅ホームは危険がたくさんの場所です。障害物を避けたりしているうちに方向を見誤ってしまうこともあります。線路転落防止にはホームドアが効果的ですが、ホームドアは莫大な費用がかかること等もあり、すべての駅に設置することは現実的ではありません。

視覚に障害のある方が、駅ホームで誤って線路に向かって歩いていたら、

「盲導犬ユーザーさん(または、白杖をお持ちの方)!止まって!」

と大きな声で伝えてください。大切なポイントは「盲導犬ユーザーさん(白杖をお持ちの方)!」と呼びかけの一言をいれることです。視覚に障害のある方は、周囲の様子を目で確認することができないので、「危ない!」と言われても、自分に言われているかどうかわからず、そのまま歩き続けてしまうことがあります。確実にユーザーさんに立ち止まってもらうには、「盲導犬ユーザーさん!」とユーザーさんに話しかけていることがわかるようにしましょう。(これは緊急時だけでなく、通常のコミュニケーションでもぜひ実践してみてください。大勢での会話の時など、視覚に障害のある方もスムーズに会話に加わることができます。)

ちょっとした私たちの見守りの目、助け合いのキモチで少しでも悲しい事故がなくなりますように。