身体障害者補助犬(補助犬)とは?
- 身体障害者補助犬(補助犬)は、身体障害者補助犬法の成立に当たって、新しく作られた言葉で、盲導犬・介助犬・聴導犬の総称です。特別な訓練を受けており、ペットではありません。
- 身体障害者補助犬法に基づき、国家公安委員会(盲導犬)や厚生労働大臣が指定した法人(介助犬、聴導犬)で認定を受けています。
- 補助犬は、身体障害者補助犬法で定められた表示を付けています。
- 補助犬使用者は、身体障害者補助犬法で定められた認定証を携帯しています。(必要に応じて提示を求めることも可能です。)
- 身体障害者補助犬法により、補助犬使用者には、社会参加に必要な衛生管理と行動管理が義務付けられており、定期的なシャンプーや毎日のブラッシングで、補助犬は清潔に保たれています。(抜け毛予防のための洋服やケープをつけている場合もあります。)
- 補助犬は、社会的なマナーも身に付けており、基本的にご迷惑をおかけすることはありません。(例:排泄は、指示された時間と場所で実施し、補助犬使用者が責任を持って片付けます。)
- 補助犬の排泄に関しては、まずはトレーニングの段階で、トレーナーがその個体それぞれのタイミングを把握し、それに合わせた排泄指示を行います。そして、ユーザーさんにそのタイミングを覚えてもらうことで、適切な時間と場所で、指示による排泄を成功させます。決して無理強いさせることなく、その犬のタイミングで、気持ち良く排泄できる管理をユーザーさんがしています。決して我慢させられているわけではありません。
詳細は、「UDアドバイザー通信・第5回」をご覧ください。
盲導犬
介助犬
補助犬への接し方
補助犬使用者がハーネスや表示をつけた補助犬を同伴している時、補助犬は「仕事中」です。
- 仕事中の補助犬には、話しかけたり、じっと見つめたり、勝手に触ったりして木をひく行為をしないようにしましょう。
- 補助犬に食べ物や水を与えないようにしましょう。
補助犬使用者は与える食事の量や水の量、時刻をもとに犬の排泄や健康管理をしています。
※ ただ、補助犬を同伴していても、補助犬使用者への援助が必要な場合もあります。補助犬使用者が困っている様子を見かけたら、まずは「何かお手伝いしましょうか?」と一言かけてみたり、筆談をしてください。
介助犬
聴導犬
補助犬の同伴や使用に関する苦情相談・お問い合わせ先
各都道府県・指定都市・中核市の障害福祉担当課(厚生労働省「ほじょ犬」サイトをご覧ください)