ホーム > 補助犬について > -聴導犬の頭数について【2024/11/23更新】
現在、全国で50頭の聴導犬が実働しています(2024年10月1日 厚生労働省調べ)。
下記の表や図は、厚生労働省の「ほじょ犬」サイトに掲載されているデータなどを基に集計し直したものです。
1.都道府県別実働頭数
約75年の歴史のある盲導犬と比べ、聴導犬は約40年と歴史が浅く、2024年10月1日現在の実働頭数は、盲導犬の796頭に対して50頭と非常に少なく、認知度も低い状況です。
聴導犬が実働している都道府県は、表1のように14都府県のみで、街で聴導犬を見かける機会も少ないです。
表1.実働犬50頭の都道府県別分布(2024年10月1日現在) | |
---|---|
北海道 0 | |
東北 0 | |
関東 24 | 東京13、神奈川9、埼玉1、千葉1 |
甲信越 3 | 新潟3 |
北陸 1 | 石川1 |
東海 4 | 愛知2、静岡2 |
近畿 15 | 大阪7、滋賀4、和歌山2、京都1、奈良1 |
中国 0 | |
四国 3 | 愛媛3 |
九州 0 |
2.年度別の実働頭数・認定頭数・引退頭数
訓練事業者の規模も盲導犬に較べて非常に脆弱な団体が多く、年間の認定頭数も盲導犬の100数十頭に対して、ここ数年は10頭以下と、実働頭数は、2017年度の74頭をピークに減少が続いています。
2023年度は、認定頭数が7頭、引退頭数が10頭と、実動頭数は3頭減でした。
3.訓練事業者別・年度別の認定犬頭数
第二種社会福祉事業の届出をしている聴導犬訓練事業者は18団体(2024年4月1日現在)ありますが、認定のみを行う指定法人3団体と2県に届出をしている1団体を考慮すると、実際の訓練事業者数は14団体です。
しかし、過去10年間(2014年度以降)に認定聴導犬を輩出できている団体は9団体しかなく、ここ5年間に認定聴導犬を5頭(年平均1頭)以上輩出できている団体は2団体しかありません(背景塗りつぶし)。
表3.過去10年間(2013年度~2023年度)の訓練事業者別・年度別の認定犬頭数 補助犬法施行以降(2003年度~2023年度)の延認定頭数:140頭 |
|||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
訓練 事業者 |
延べ 認定 頭数 |
2014 |
2015 |
2016 |
2017 |
2018 |
2019 |
2020 |
2021 |
2022 |
2023 |
全国合計 | 140 | 7 | 9 | 15 | 9 | 8 | 3 | 3 | 6 | 2 | 7 |
団体A | 54 | 5 | 3 | 5 | 3 | 3 | 1 | 2 | 3 | 1 | 3 |
団体B | 31 | 1 | 2 | 4 | 2 | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 1 |
団体C | 16 | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
団体D | 13 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
団体E | 9 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
団体F | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
団体G | 5 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
団体H | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
団体I | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
団体J | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
その他 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
※その他は、2007年以降に認定犬を輩出していない団体です。 |