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介助犬を知る

介助犬を知る

出版社
名古屋大学出版会
出版日
2002年11月20日
サイズ
A5判 354ページ
価格
2,800円+消費税
編者
高柳哲也(奈良県立医科大学名誉教授・日本介助犬アカデミー理事長)

障害者の日常動作を援助する介助犬は、2002年5月成立の身体障害者補助犬法で初めて法的に位置づけがなされた。本書はこの「生きた自助具」について、有効性や日本での現状と課題などをトータルに紹介しており、医療・福祉関係者のみならず、介助犬に関心を持つ全ての人が対象の書である。

(目次)
I.日本における介助犬使用支援システムの開発

II.介助犬の状況と必要性
II-1.介助犬の定義と基準
II-2.介助犬の国内での沿革
II-3.介助犬の必要性・重要性と緊急性
II-4.介助犬の有効性とその効果
II-5.障害者の歴史と状況

III.介助犬の実態
III-1.介助犬使用者の現状(1)
III-2.介助犬使用者の現状(2)
III-3.介助犬のわが国での実態
III-4.わが国の盲導犬の状況
III-5.世界の盲導犬の状況

IV.介助犬の訓練と可能性

IV-1.医学と獣医学
IV-2.家庭犬の訓練
IV-3.介助犬の育成―日本の現状
IV-4.介助犬訓練士の現状と将来
IV-5.介助犬を適応とする障害とその疾患
IV-6.介助犬とリハビリテーション医学
IV-7.人適応科学から見た介助犬と障害者のリハビリテーション

V.介助犬の課題と期待
V-1.介助犬の遺伝性疾患
V-2.介助犬の安全性と人畜共通感染症
V-3.人の医療と福祉に貢献する犬の健康管理
V-4.身体障害者補助犬法概説
V-5.介助犬育成過程における法的諸問題
V-6.介助犬を社会が受け入れるための条件整備
V-7.介助犬の地域社会における受容
V-8.人と動物の絆とペット・ロス
V-9.動物虐待

VI 世界的に見た介助犬の問題点

(付録1)身体障害者補助犬法
(付録2)身体障害者補助犬法施行規則