ホーム > UDアドバイザー通信 > 第9回【ママボランティアがゆく!】補助犬レポート
初めまして。現在7か月の男の子の子育て奮闘中、ママボランティアの仲野です。
補助犬初心者(?)の私が、これから数回にわたり補助犬に関するあらゆるレポートを皆様にお届けします♪
第一回目はリディラバスタディツアー♪
松本さんと聴導犬チャンプ登場です。
テーマは「補助犬と身体障害について」。
まずは専務理事の橋爪智子さんが「補助犬」や社会が作り出す「障害」について、そしてゲストスピーカーである松本江理さん&聴導犬チャンプが、自ら考える「障害」について講演・実演されました。
「補助犬って日本にどのくらいいるでしょうか?」
・・・
答えは、盲導犬941頭、介助犬65頭、聴導犬65頭。
あれ。意外と少ない?小さい頃から電車などで補助犬を見てきた私としては意外な数値。
この少なさも関係しているのか、2002年に身体障害者補助犬法が施行されていても世間への浸透がされていないことで、いまだにお店や公共交通機関の同伴拒否が後を絶たないそう。
そんな補助犬やユーザーをとりまく現実を知ったところで、松本さん登壇。
とってもかわいいトイプードル。
かわいい、かわいすぎる。参加高校生もざわざわ・・・
ベストを着ていなければとても聴導犬とは思えない。
(補助犬=しっかりめ(?)の犬という勝手なイメージ崩壊)
かわいい。かわいすぎる。
松本さんは、音が聞こえないのはどういう状態なのか、聴導犬がいることでどう変わったのか、分かりやすい例えを使いながら表現してくださいました。
危険であることや、注意を促す「音」が聞こえないことの不便さ、そして聴導犬がいてくれることで広がる可能性。
「出来るかもしれない」を増やしてくれる存在の頼もしさ。
あのかわいいトイプードルちゃんのすごさよ。
「障害があるとはどういうこと?」
「たまたま」世の中に目が見える、耳が聞こえる人が多いだけで、あたかも見えない、聞こえないこと自体が「障害」になってしまっているけれど実は、その「困った」や「不便」を作り出す環境自体が「障害」であるということ。
そんな松本さんのメッセージに参加者もうなずきます。
「正しく」「知る」ということは、知らないうちにしてしまう差別を防ぐことが出来る。
講演を通して「障害」について身近に考える機会をもらった皆さん。
一人一人が想像をすることで、少しずつ世界は変わっていくかもしれません。
次回は5/29(水)、MOFCA補助犬相談会の様子についてお届けします!
(第9回・UDアドバイザー通信)